NISA買付額が10兆円突破 3カ月で約4兆円の増加
2024/09/27
金融庁はこのほど、2024年6月末時点における「NISA口座の利用状況に関する調査結果をまとめて公表した。調査対象は、NISA（成長投資枠）取扱全金融機関703法人、NISA（つみたて投資枠）取扱全金融機関673法人。
それによると、2024年6月末時点におけるNISAの口座数は2427万6789口座となり、今年3月末時点から約105万口座増えた。
NISAにおける買付額の合計は10兆1341億4752万円。今年3月末時点の6兆1776億6148万円と比べると、約4兆円の大幅な増加となり、今年からスタートした新NISA制度により、貯蓄から投資への流れが加速していることが推測される。このうち、「成長投資枠」は7兆9163億542万円、「つみたて投資枠」は2兆2178億4210万円だった。
買付額を商品別でみると、「投資信託」が最も多く6兆1285億4532万円（60.5％）、次いで、「上場株式」が3兆6594億3972万円（36.1%）、「ETF」2986億5179万円（2.9%）、「REIT 」475億1069万円（0.5%）となっている。
年代別で割合をみると、50歳代が20.9％、40歳代が20.1％、60歳代が18.7％、30歳代が16.4％、20歳代が6.2％となっており、一定の世代に集中することなく、NISAが幅広い年齢層に買い付けられていることが分かる。
NISA口座の利用状況に関する調査結果はこちら。
